Wizardryヒストリー紹介①

ウィザードリィ 狂王の試練場 (Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overlord)

ウィザードリィ一作目パッケージ
Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overlordパッケージ画像

Wizardryシリーズ誕生のいきさつ

「ウィザードリィ 狂王の試練場」(Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overlord) が「ウィザードリィ」シリーズの記念すべき第1作目になります。

開発者はアメリカ人のアンドリュー・グリーンバーグとロバート・ウッドヘッドで、発売元のサーテック社 (Sir-Tech) は1980年に設立されて、本作は1981年に発売されました。

ちなみに本作に登場する狂王トレボー (Trebor) と邪悪な魔術師ワードナ (Werdna) の名は、彼ら2人の名前を逆につづったものです。

この作品は、ダンジョンズ&ドラゴンズ形式のロール・プレイング・ゲーム (RPG) をコンピュータで遊べるようにしたゲームの一つであり、更にカラー表示を実現した最初の作品です。

本作は複数のキャラクターでパーティを組んで冒険をするシステムを、コンピュータRPGとして初めて実現した作品でもあります。

この作品はWizardryシリーズ第2作「ダイヤモンドの騎士」と第3作「リルガミンの遺産」と併せて、三部作「リルガミンサーガ」の第1作となりました。

ゲームの概要

ゲームの舞台は街から始まりますが、そこではテキスト形式のメニューとして表現されてます。

ゲームの目的は、ダンジョンの奥に潜む大魔術師ワードナを倒し、アミュレット(護符・お守り)を奪還することです。

ワードナは、リルガミンの狂王トレボーから絶大な力を持つアイテムであるアミュレット(護符・お守り)を盗み、更に町はずれにダンジョンを作ってモンスターを召喚して立てこもっております。

プレイするキャラクターは5つの種族(人間、エルフ、ドワーフ、ノーム、ホビット)、3つの属性(善、中立、悪)、4つの基本となる職業(戦士、僧侶、魔法使い、盗賊)または4つの上級職(サムライ、ビショップ、ロード、ニンジャ)の要素をもとに作成します。

善と悪のキャラクターは通常はパーティを組めない、上級職に就くにはレベルアップや特殊なアイテムが必要など様々な制約もありますが、それがWizardryの魅力でもあります。

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